プロジェクト・アリストテレス

こんにちは!大阪事務所の村上です。

 

先日、交通安全運転について 帝塚山大学の富田教授の講義を受ける機会がありました。

内容は、「事故が起きてからではなく、起きていない安全な日常に目をむけ

安全性を高めることで事故を未然に防ごう」というもの。

 

この講義のなかで、気になるパワーワードが2つほどあったのでご紹介を^^

一つめは「プロジェクト・アリストテレス」

こちらは2012年~2015年にGoogle社の180のチームを対象に

「効果的生産性」について行われた調査のこと。

 

調査については、スキル・性格・感情的知性などに関連する250以上の項目を変数化し

検討した結果「心理的安全性」がチームの効率み最も影響を与えているという結果が得られたという。

そしてこの「心理的安全性」とは、

『チームの誰かが、対人関係のリスクテイク(質問・ミスの報告・提案・現状批判など)をしても

チームの人がその人を辱めたり、拒絶したり、罰したりすることがない「=安全である」という

共有された信念』のこと。

そして信念の共有を高めることで、

問題点の指摘や、安全策の提案などがされやすくなるという影響があるのだとか。

 

講義では、事故を起こさないようにしようという信念を共有し

未然に防ぐという意識を高めていこうというお話でした。

 

二つめは、「スイスチーズモデル」

心理学者リーズンが考えた、事故(ヒューマンエラー)の起こり方を現したモデル。

事故は穴を通り抜けたときに起きる。

なら、少しでも穴を小さくするために複数のチーズ(事故防止策)を集め

リスクを小さくしていこう。

 

と、「プロジェクト・アリストテレス」も「スイスチーズモデル」も

交通安全の講義をきいているのに普段の業務に通ずる内容で

興味深いお話でした^^

 

他にも実際の事故の映像から学ぶこともたくさんありました。

これから梅雨に入っていって事故のリスクが上がる時期です。

いつも以上に注意をして、安全運転を心がけて行こうと思います!